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水燃料エンジンについて(追記あり)


水

自分はバイクに乗っているのだがガソリン以外で走れればガソリン代浮くじゃんと思っていた。

そこで何がガソリンの代わりに燃料になるかと考えたかというと水だった。水は電気分解すると酸素と水素になるのでそれを燃やしてエンジン動かせばいいじゃんと思った。

しかしネットやウィキペディアでは水燃料エンジンはエセ科学だの詐欺だの言われている。

過去にスタンリーメイヤーという人が水を電気分解し生まれた水素と酸素を燃焼させ車を動かしたという。

実際どうなんだろうか考えてみた。

水を電気分解するのに必要なエネルギーと分解して気体となったエネルギーは変換する際の損失を考えなければ等しくなるはずだ。

バッテリーのエネルギーを100とするとモーターで車を動かす場合モーターの熱効率90%として100×(90/100)=90となる。

たいして水を分解して水素と酸素にしそれを燃やす水燃料エンジンはバッテリーのエネルギーを100としエンジンの熱効率30%として100×(30/100)=30となる。

さらに水を電気分解する効率が60%として30×(60/100)=18となる。

もし水から分解に必要なエネルギー以上のエネルギーを取り出せているならば水燃料エンジンはやばい効率的ということになるがそれは永久機関なので無理だと自分も思う。

なので電気自動車90、水燃料エンジン18で電気自動車のほうが効率が良い。

しかしスタンリーメイヤーさんは水燃料エンジンで車を走らせたという。

それはただ単にバッテリーで水を水素と酸素に分解、燃焼し車を動かしていただけだと思う。

決して水を分解するエネルギー以上のエネルギーを取り出せていたということではないんだと思う。

スタンリーメイヤーさんがもし結果を残せていたと信じるならば実はモーターがエンジンに比べて効率が全然良くなかったということしか自分は考えられないかな。

電気エネルギーを90%以上変換できるということだが実際は全然だったとか。

たいして実際のエンジンの効率はモーターより良いから結果を残せたということだろう。


しかしモーターよりエンジンのほうが効率が良いかというとなかなか考えずらいと思う。

理由はエンジンのほうが部品点数が多く、1つ1つも重いからだ。部品点数が多ければそれだけ摩擦による損失があるはずだし重ければそれだけパワーを奪われるはずだ。


結論としては水を電気分解して燃料とするのは厳しそうだ。もちろん車とは違うところで水を電気分解して水素を作り、それを車に燃料として載せるのではまた話が全然変わってくるがあくまでも車に積んだバッテリーで水を電気分解するやり方は効率が悪いかも。

しかし水を電気分解し水素と酸素を燃焼させ車を動かすこと自体は不可能でもなんでもないため、ネットなどで水燃料は不可能だといっている意見は間違い。


水や水蒸気の電気分解は非常に可能性を秘めていると思う。真空に近ければ水は100℃よりだいぶ低い温度でも水蒸気になりやすくなるし、水蒸気は水より電気分解にエネルギーを必要としないのでそういった環境で水素を作り燃料として量産できれば効率は良いのではと思う。まぁハードルはいろいろあるし高そうだが。


(追記)

モーターとエンジンどちらが効率がよいかでモーターのほうがよいのでは?と書いたが実際ほかの要因を考慮するとエンジンに軍配があがるかもしれない。

というのも主に電気自動車で必要とする電池の電圧とモーターの温度による効率の変化があるからだ。

細かくはこの記事とは別に書くかもしれないが簡単にいうとこの二つの要因を考慮するとエンジンのほうが効率がよく、水を電気分解し水素と酸素を作り燃焼させる水燃料エンジン車のほうがモーターで動く電気自動車より効率がよさそう。

なのでスタンリーメイヤーさんの主張は置いといて水燃料エンジン車のほうが実用的っぽい。

結局のところネットで言われてるような「水燃料エンジン車はオカルトだ!」や「不可能だ」はミスリードであるように思える。


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